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2023/06/25

6月25日(日)寺社めぐり(大塚・城地区)

第1回「お宝発見講座」
寺社めぐり 大塚・城地区 ~かつての中心地を守った神仏たち~
※好評開催済みです

【日時】6月25日(日)9時30分~12時
【場所】集合:柳瀬川駅西口サミット前
    解散:長勝院跡(柳瀬川駅東口)
【内容】柳瀬川駅~大六天社~神明神社~千手堂~舘氷川神社~行屋稲荷・不動~長勝院跡
【主催】志木のまち案内人の会
2023/06/24

5/28(日)「野火止用水と引又宿の繁栄」

5月28日午前、最初に巡ったのは豪商三上本家の梁でした。幕末の「世直し一揆」に襲われた刀傷が残るとか。今回のまち案内は、江戸時代の引又宿の説明から始まりました。
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(写真1)三上本家の梁

細い道を歩いて、藍や肥料の商売で財を成した浅田家の広い敷地と蔵の鬼瓦など、古風な景観も楽しみました。
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(写真2-左)今も残る細い路地   (写真2-右)古い屋敷がある古風な景観

富士道を左折し、北に向かって柳瀬川に出て、江戸と川越を結ぶ舟運の引又河岸跡を巡りました。江戸からは肥料や鮮魚、石材等が運ばれた・・・ふ〜ん。
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(写真3)引又河岸跡。現在の新河岸川と柳瀬川が合流するあたり

明治時代の産業遺産、「いろは樋大桝」です。
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(写真4)いろは樋大桝

下の水車跡地では、野火止用水流域で最古・最大の水車の話しを、昭和時代の酒造業の歴史も聞けました。

ジオラマを見ながら、白井武左衛門らが、川を跨いで宗岡へ水を導いた江戸時代の「いろは樋」の様子を聞きました。
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(写真5)江戸時代の「いろは樋」のジオラマ

豪商旧西川家の歴史的建造物の「潜門」も巡り、詳しい「世直し一揆」の話も聞きました。
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(写真6)西川家「潜門」

古い写真を見ながら宿場の様子と「市」の話を、朝日屋原薬局前では、明治時代に化学製品を取り扱っていた話を聞きました。この建物は国登録有形文化財だそうです。
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(写真7)国登録有形文化財「朝日屋原薬局」

大正時代の道路元標も巡りました。江戸時代、道案内の石造物が川向こうに多くあった話しを聞き、当時から引又宿は重要な繁栄地であったことが知れた1日でした。
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(写真8)写真中央の石柱が大正時代の道路元標

[報告=吉田善二 写真=毛利将範]